オゾン層−影響−
オゾン層とは、地上から10km〜50kmの成層圏にあるオゾンのことを言います。このオゾン層のおかげで、宇宙から入ってくる有害物質をカットしてくれるのです。紫外線も有害物質に入るか、入らないか、微妙な位置です。UV-Cは有害物質に入るようで、オゾン層でカットされます。
オゾン層の破壊は、1985年に南極大陸上空で初めて見つかりました。原因は、大気中に排出したフロンです。このフロンが原因で、オゾン層は年々広がっています。現在、フロンを使用することは禁止されています。それでもオゾン層が破壊されている原因は、禁止前に使用されていたフロンが、10〜20年かけて、オゾン層まで到達するためです。アメリカでは、約50年前から禁止されていました。日本などの国は、近年まで使用していました。これが、国によっての危機感の違いではないでしょうか?
現在の科学では、オゾンを作ることはできません。オゾンは何万年もかけて、地球の周りに作られたので、オゾン層が復活することは、ありえません。20年後には、オゾン層はかなりの数が減少する予想がたてられています。オゾンは壊れやすく、フロンは壊れにくいという最悪の状況です。エコを初め、地球を大事にする心がけを持つべきだと思います。
オゾン層の破壊が進むと、UV-Bでも、人体に影響があると言われているのに、UV-Cが地上に届いてしまいます。これはUV-Bよりもエネルギーがありますから、人体にどれほど影響がでるかは、計り知れません。
光化学スモッグという言葉を一度は耳にしたことがあると思います。これは、工場や自動車から排出される、窒素酸化物、炭化水素などの排気ガスが紫外線に当たることで、化学反応をおこし、できたガスです。