紫外線の怖さ−基礎知識−
紫外線に長時間あたっていると、肌、目などにダメージを与える可能性があります。紫外線には、UVA、UVB、UVCと3種類あり、UVA、UVB、UVCと順にエネルギーが強くなり、ダメージを与える可能性が多くなってきます。
■肌へのダメージ
肌へのダメージは、肌を形成するコラーゲンにダメージを与え、加齢を加速させます。そして、皮膚がんを引き起こします。最悪なケースになると、DNAを変化させる効果もあるため、変化したDNAから新種の皮膚がんに突然変異する可能性もあります。確立だけの計算ではエネルギーの強さに比例するため、UVA、UVB、UVCと順に確立は上がります。
肌へのダメージは、人によって違います。肌には人それぞれ種類があります。
1、すぐに赤くなるが黒くならない。
2、すぐに赤くなる、少し黒くなる。
3、赤くなったあと、黒くなる。
4、あまり赤くならず、黒くなる。
5、めったに赤くならず黒くなる。
6、赤くならず、黒くなる。
以上の6段階です。日本人のパーセンテージは、上から、18%、28%、30%、16%、7%、1%です。日本人は3番が多いです。下から順番に、肌の強さを表します。1番の人と、3番の人とでは、がんになる可能性が、3〜5倍も多いと言われています。
日焼けをして、肌が戻らず、しみ・そばかすなどになってしまうのは、20歳を過ぎた頃から始まります。年をとるとなりやすくなるイボは、40歳を過ぎた頃から出始めることが多いです。
このように考えていくと、紫外線は体に蓄積し、年齢とともに肌が紫外線に耐えられなくなっていくと考えられます。
■目へのダメージ
目へのダメージは、紫外眼炎(電気性眼炎)、白内障、翼状片と瞼裂斑形成になる可能性があります。
目は太陽に向けない限り、基本的に紫外線は入ってきません。ですので、肌と比べるとダメージは少ないです。ですが、紫外線は反射をしても効果が残ります。目の障害で一番多いのは、雪目です。これは、雪面に反射した紫外線が目にダメージを与えることをいいます。雪面にいる時は、なんでもないことが多いですが、数時間後に症状が現れ、激痛が走ります。